前回の記事では、青色申告決算書を作るにあたって、会計ソフトで最初に設定する項目である「開始残高と開業費の付け方」を解説しました。
>>>青色申告決算書の作り方①開業初年度の開業費と開始残高のつけ方
ここまでできれば、次は日々の売上と経費を入力する作業に移ります。
が、しかし!
売上と経費を会計ソフトに入力する前に、まず大事なのが「発生主義」という考え方を知っておくことです。

会計の知識はそんなになくても大丈夫でしたが、発生主義の概念だけは先に知っておかないと、会計ソフトへの入力途中で悲惨なことになりかねないので、ここは飛ばさずぜひお読みください~!
目次
会計ソフトを使って売上と経費をつければ、青色申告決算書類は自動で作ってくれる
マネーフォワードクラウド確定申告、freee、やよいの青色申告オンラインなど、会計ソフトはいろいろありますが、どれにも共通して言えるのは、基本的に売上と経費をつけていたら、青色申告決算書類は自動で作ってくれるということです!
<第1位>マネーフォワード確定申告

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無料の家計簿アプリ『マネーフォワードME』と連携させて使えるので、家計簿と個人事業の帳簿付が一気に自動でできちゃいます(神)
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<2>freee確定申告

freeeはユーザー数No1でクラウド会計ではおそらく一番有名なシステム。
私も使った経験がありますが、freeeは簿記の知識がなくても直感で操作できるわかりやすい作りになってます。
青色申告が初めての方にとっては、とても使いやすいのでこちらもおすすめ!
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<3>弥生の青色申告オンライン

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ただ、売上と経費の付け方は、家計簿をつけるときとは違って、「発生主義」という考え方でつけなくてはならないのが要注意ポイントです。
これが慣れないうちはつまづきやすいので、本記事では発生主義について解説していきます!
発生主義とは?どうして青色申告では発生主義でつけないといけないの?
青色申告では、帳簿は発生主義でつけることが義務付けられています。
正確には、小規模事業者(=その年の前々年分の事業で得られた収入および不動産による収入の合計額が300万円以下の事業者)の場合は、現金主義会計を選択することも可能です。
ただし、その年の3月15日までに「所得税の青色申告承認申請(兼)現金主義の所得計算による旨の届出書」を税務署に提出する必要があります。
取引のほとんどが現金取引をしているような小規模事業者でないかぎり、適切な会計処理はできないので、現実的には選択できないと思っておいたほうがよいです。
発生主義というのは、お金を支払った・入金があったタイミング(お金が動いたタイミング)ではなく、モノを手に入れた・モノを引き渡したタイミング(取引があったタイミング)で売上と経費をつけることです。
お金が動くタイミングは、2ヶ月後に振り込み、1ヶ月半後のクレジット払い、その場で現金払いなど、支払い方法によってバラバラです。
これだと、売上ー経費で、その1ヶ月の利益を把握することができなくなります。
なので、正確な1ヶ月の利益を把握するために、青色申告では発生主義で帳簿をつけるようになっています。

発生主義の場合
例えば、ウェブデザイナーとして働いていて、3月の売上は30万円(入金予定は銀行振込で4月)、3月の経費は10万円(支払いはクレジットカードで引き落としが5月)だとします。
発生主義の場合、売上30万円と経費10万円はどちらも3月に計上するので利益は20万円です。

その月に出した売上のために使った経費を素直に差し引けばいいので、わかりやすいですね!
現金主義の場合
同じく、ウェブデザイナーとして働いていて、3月の売上は30万円(入金予定は銀行振込で4月)、3月の経費は10万円(支払いはクレジットカードで引き落としが5月)だとします。
現金主義の場合、売上30万円は4月に計上し、経費10万円は5月に計上することになります。

これだと、3月の利益は出すことができません。
まとめ:発生主義だと、一定期間の損益を正確に把握することができる!
発生主義は、ビジネスや会計の経験がないと、普段触れない考え方なので、最初はなかなか難しいです。
でも、一定期間における利益や損失を正確に把握できるというのが発生主義のメリットであり、だからこそ青色申告では原則発生主義での帳簿付けが義務付けられています。
発生主義のデメリットとしては、現金の動きには対応できないということもあるので、会社経営とかになると別途「キャッシュフロー計算書」を作ったりするのですね。
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次回の記事では、具体的に発生主義で売上をつける方法について解説してきます!