人生山あり谷あり。とはいっても、今回のコロナ苦境はかなり大きく、不安・恐怖・怒り、などなどネガティブ感情に飲み込まれて抜け出せない人も多いのではないかと。
私自身も、昨年の離婚をようやく乗り越えかけていたところに、今年はコロナ(;´Д`)
苦境続きで「せっかく回復しかけてたのに、もう嫌だ。。。」って、しばらくの間メンタルきついよモードになっていました。
でも、2年連続だったからこそ、苦しみからの抜け出し方を身体が覚えていたというのが不幸中の幸いで、今はゆるゆると楽観的に過ごすことができています。
とにかく、この2連続苦境から学んだことは、物理的な苦境(お金がないとか仕事がないとか)を脱するためには、まずはメンタルが安定することが必須だということ。
メンタルきついよモードだと、体内のエネルギーが根こそぎ脳内で消費されてしまいます。
エネルギーがないと、『動きたくても動けない』からの『動けない自分に自己嫌悪』からの、下手すると『死にたみを感じる・・・』という状態になってしまい、悪循環ループに陥る可能性大です。
物理的に動く前に、メンタルの改善が必須。
ということで、本記事ではメンタル面でのコロナ苦境からの抜け出し方についてシェアします。
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目次
被害者マインドからニュートラルな「見方」へ
「コロナのせいで、国のせいで、会社のせいで、アイツのせいで、生活費を落とさないといけなくなった」
と、被害者マインドで考えていると、考えれば考えるほどその怒りや悔しさや辛さが増幅してしまい、結果的に自分がとても苦しくなってしまいます。
そんな苦しみから抜け出すには、一旦「◯◯のせいで」をパカッと取り外して脇に置いてみて、今の自分の現状を、単なる一時的な体験としてとらえてみるといい。
「私は、いま、生活費を落とす『体験』をしているんだ」と。
言い方を変えると、自分自身から幽体離脱して、神の目線で自分を見てみる感じといいますか。
「あ、人間A、いま生活費落とす体験に入ってるねー」みたいな。
つまり、いま自分に起こっていることが幸せなのか不幸なのかの色をつけずに、ただニュートラルな見方をするだけです。
食費を減らす『体験』は、もしかしたら無料でライザップなのかもしれない

「私は今、生活費を落とす『体験』をしているんだ」と頭の中で一旦ニュートラルにしたとしても、実際に生活費を落とす体験をしている最中は、いろいろとガマンしないといけないことが出てくるので、だんだんイライラが出始めます。
チョコレート買いたいけど買えない、お酒買いたいけど買えない、あれもこれも食べたいけど買えない・・・。なにこれ、やっぱり私はかわいそうじゃないか、と。
でも、そこで一旦また思考を止めてみて、別の「見方」を探るのです。
よくよく考えてみると、世の中には、断食道場、ライザップ、痩身エステ・・・こんなにも「やせる」ための商品があふれている。
下手にお金があるからこそ、お菓子もお酒も買えてしまうからこそ、有料のサービスを利用しないと食べることを辞められなくて困っている人たちが、実はけっこうたくさんいたりする。
そういう人たちと比較してみたら、今の自分の状況っってどうなんだろう?
「食費を落とさざるを得ない→物理的に買いたくても買えない・・・あれ?これってもしかして、無料でライザップしちゃってる・・・?!」
お金持ちの人は、お金をかけて努力しないと痩せられない。
ボンビーな人は、フツーに生活しているだけで痩せられる。
新しい「見方」で自分の状況を観察すると、「私=かわいそう」→「私=かわいそうじゃないかも?」→「私=むしろラッキー?」って、とらえかたが変わって、気分も自然に変わります。
状況はいつだって『一時的』
もちろん、これから一生、強制ライザップが続くと思うとそれはそれでツライ。
今、お金がない私は、これから先もずーーーーーーーっとお金がないんだ、と思ってしまうと、とてつもなくツライ。
でも、冷静に考えてみてほしい。
生まれてこの方、ずーーーーーっと同じままのものなんて、あるだろうか?
ない。
状況も物事も、周りの人も自分自身も、絶え間なく変化し続けている。
目に見えて状況が変わるまでには、もしかしたら時間がかかるかもしれないけど、それでもいつかは変化するときが必ず来る。
だから、いま私が体験している強制ライザップ体験も、「一時的な体験」にすぎない。
どうせ今だけなら、今のこの状況を逆に楽しむ方向でやってみようか、という気力も出てきます。
エセポジティブシンキングではなく、ただ「見方」を加えていくだけ

これは、ネガティブな気分を無理にポジティブな気分に持っていこうという話では決してなく。
- コロナのせいで食費を削らないといけない不幸な私。(見方①ーネガティブ)
- 食費を削る『体験』をしている私。(見方②ーニュートラル)
- 一時的なライザップ体験をしている私。(見方③ーポジティブ)
こんな風に、別の「見方」を加えてみて、試しに1つ、自分が採用したいものを採用してみたらどうか?という話なのです。
もし、③のライザップ案を採用してみて、「この見方いいじゃん!」と思ったら、
- 苦しい思いを抱えることなく食費を下げることができ
- スリムで健康的な身体と手に入れることができ
- 白米とたくあんと味噌汁だけでもごちそうに感じられる究極の幸せ人になることができる。
ライザップ案は何か違和感、、、と思ったら、無理に採用する必要は全然ない。
一旦ニュートラルな見方に戻ってみて、
「食費を削る『体験』をしている私→限界値知るを体験しているんだ」でもいいし、「食費を削る『体験』をしている私→お金を使わず自給自足にチャレンジする期間なんだ」でもいい。
「見方」は無数に存在していて、いつだって、自分の意志で、自由に選べる。
だから、自分にあった「見方」を探して採用するだけでよくて、自分にあった「見方」を採用すれば、自然と気分がネガティブ→ポジティブに戻ってくるという話なのです!
幸せな人ってどんな人?
いい大学に入ったら幸せになれる。
いい会社に入ったら幸せになれる。
昇進したら幸せになれる。
お金持ちになったら幸せになれる。
結婚したら幸せになれる。
子供を生んだら幸せになれる。
今までは、◯◯したら幸せになれるって思い込んでひたすら走り続けてきたけど、離婚とかコロナとかで強制終了がかかって、立ち止まったところでハタと気づく。
「〇〇したら幸せ、〇〇がなかったら不幸せ」「がんばれば幸せになれる、怠けたら不幸せになる」とかって、幻想じゃないか?と。
結局、幸せって、生まれてから死ぬまでの間に、どれだけ頻繁に「あ~幸せ♪」を感じられるかにすぎない。
3万円のフルコースじゃないと満足できない人よりも、白米と漬物だけでも満足できる人の方が、単純に考えて幸せを感じる機会がものすごく増えることになる。
どんなどん底でも「まいっかー、今日も家があるし、ふかふかの布団で寝てるし♪」と、幸せのハードルを下げまくっている人の方が幸せなことになる。
まとめ:苦境から抜け出すために
このコロナショックは、歴史に残るくらいの時代の転換点だとヒシヒシと感じています。
今まで大事に育んできた収入源がなくなったり、正しいと思っていた価値観がひっくり返されたりして、けっこうな人が苦境に立たされる。
ここから抜け出して、新しい時代に適応していくためには、とにかく今は、メンタルケアがめちゃくちゃ大事だと思います。
- 物理的な苦境から抜け出すためには、まず、メンタルの苦境から抜け出す必要がある
- そのためには、いま自分に起きている出来事をニュートラルな『体験』だととらえてみる
- 次に、複数の「見方」を考え出してみて、自分に合ったものを採用する
- 感情は採用した「見方」によって、自然にポジティブ寄りに戻ってくる
- 幸せになるには、ハードルを下げまくって、幸せ感じる頻度を上げればそれでよい
頭の中が楽になれば、身体が楽になって、自然と動き出せるようになります。
頭の中がしんどい間は、自分の身体にムチ打って動かす形になるので、結局そのがんばりは、どこかで燃え尽きちゃう。。。
お金も時間もかからないので、苦境から抜け出す方法を探している方は、一度試してみてください!
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