離婚するほどのことがあった相手です。
「元夫の顔なんて、二度と見たくもないし、声も聞きたくない!一生関わらずに生きていけたらどんなにいいだろう」
「二度と会わずに済むのなら、嫌だったことも、早く忘れられるだろうに。。。」
と思うのも、無理はありません。
それだけいろいろとあったのだから・・・。
私も当初はそう思っていました。ガンガンそう思ってました。。。
が、現実には、子供がいる以上は、これもう、縁を切るなんて、現実的にほぼムリなわけです。
頭ではその現実を理解していながらも、感情の方はつい「もう会いたくないのになぜ会わないといけないのか」と、ついていかない。
↓
面会で顔を合わせる度にヒドイ拒否反応が出てしまうもんだから、毎回面会がしんどくてしんどくてたまらない。。。
1年近くは、ずっとこんな心境でした。

目次
考え方を変えるきっかけになった本
先に結論を申しますと、この本を読んで、なんかもう、あきらめがついたのです。
結婚している間でも、うまくいかなかったのだから、離婚後にうまくいかないのは意外ではないだろうが、しかし、うまくいく可能性がないわけではないことをわかってほしい。
それどころか、一緒に過ごした歳月の中で、あなたがたは2人ともいろいろな意味で拡大してきたのだと気づけば、離婚した後でもお互いの関係から非常にいい成果を引き出すことができる。
あなたにいちばん理解して欲しいのは、離婚しても元配偶者との関係は終わらない、ということだ。
彼との関係は決して終わらないだろう。
そこに気づくと、離婚したり別居したりした人たちはとても動揺する。
ある状況に対して非常にネガティブな気持ちを抱いて暮らしていると、その相手と別れればほとんどの問題は解決するだろうと考える。だがたいていは離婚後も元配偶者に対する気持ちはほとんど、あるい全然改善しないのに気づく。
それどころか、多くの人たちは離婚を正当化しようと必死になるので、自分が望まなかった関係に波動を合わせたままになってしまう。
すると、もう一緒に暮らしていないのに、また顔を合わせたりつきあったりしていないのに、毎日相手の存在が気になって不愉快な気分になる、
離婚して暮らしは変わっても、波動が変化していないから、そのあとの関係も以前と同じようにネガティブな問題につきまとわれる。
これがストンと腑に落ちてからは、自分の中で考え方が変わりました。
すっぱりあきらめ、覚悟する
もうこれは、同じ子供の親同士である以上は、下手したら一生付き合っていくしかないかもしれない。
それならそれで、しょうがない。
もういいや!
「会いたくない」という自分の感情には申し訳ないけど、ここはごめん。
これは、どうやっても仕方ないことなんで、潔くあきらめよう。
「私はこれからも、この人と付き合っていく」
と、一旦、覚悟を決めてしまいました。
自分から「覚悟」すれば、気分は楽になる
「これからも一生付き合っていくしかない」
と覚悟を決めてしまったら、意外や意外、逆に気分が楽になりました。
今までは、「会いたくないのに会わなきゃいけない」という、外からの力で無理にやらされている感があったので、それに対して感情がものすごい抵抗をしていたようです。
でも、自分から「これからも付き合いを続ける」という覚悟をしたことで、その抵抗がすっかりなくなってしまったのです。
前向きに開き直ったら、なんだか少しだけ、肩に入っていた力が抜けて、スッキリした感覚になりました。
気分が楽になれば「対応策」が考えられるようになる
覚悟を決めて、気分が楽になったら、「じゃあせめて、その面会の間、自分が少しでも楽になる考え方を身につけたいな」と思うようになりました。
そして、こんな段階を経て、少しずつ自分が楽になる考え方にたどり着きました。
これからも、面会の度に顔を合わせることになる。(現実認識)
↓
それはもう、仕方がないこと。受け入れるしかない。(あきらめ・覚悟・開き直り)
↓
ここで、いままでの感情で抵抗する必要がなくなり、体の力が抜けて、気が楽になる。
↓
それなら、会っている時間を少しでも自分の気が楽に過ごせる考え方を身につけよう。(前向きな思考)
↓
「人は常に変化し続けている」
「今のこの人がどんな人なのかは、わからない」
「目の前にいるこの人と、過去の出来事を関連付けない」
「今行われている会話、今食べているご飯、今子供が話しかけてきていることだけに集中」
「それが楽しければ笑うし、それが気に触るなら怒るし、ただ自然にその瞬間に対する対応だけをしていればいい」
「ただ目の前のこの瞬間だけ、穏やかな気持ちで過ごせればそれでいい」
まとめ:「あきらめて・覚悟し・開き直って対応策を考える」と、自分が楽になる
「現実を受け入れる」と聞くと、なんだか自分が現実に負けたとか、降参したとかそんな風に思ってしまうかもしれません。
外側で起こっている事象に対しては、確かに自分の方が譲歩するようなことになると思うので、当初自分が「思っていた通り」にはなっていないかもしれません。
でも、「あきらめて・覚悟し・開き直って対応策を考える」と、頭の中では主導権が完全に自分に戻ってきます。
私の考え方次第で、
この状況をどうにでも乗り切れる。
そう思えるようになると、気分が一気に楽になりました。
そして結果的に、面会の度に、私は自分の機嫌を良く保ったまま対応ができるようになました。
さらに、それまでは、面会で子供たちのいない時間を過ごすのが苦痛で、さみしくてたまらなかったのですが、
「どうせなら子供たちがいない時間に、大人しか行けない岩盤浴にでも行ってこよう」とか、だいぶ前向きな時間の使い方もできるようになりました。
いまシンドイ思いをしているシングルマザーの方の中で、なんか試してみれそうだなと思う方がいたら、ぜひぜひ♪
すべては、自分のために。
>>>「子供に貧しい思いをさせて申し訳ない」と思ったとき
>>>転落人生
>>>じぶんのことしか考えないひと
>>>メンタルを守る情報遮断力【真実はいつ・どこまで知るべきか?】
>>>成功者の悲劇
>>>レンタル家族
>>>愛の定義
>>>バレなきゃいいと、罪悪感なく嘘をつくひと
>>>愛なんてない
>>>動きたいけど、動けない
>>>お金への執着【離婚で見えた私の本性】
>>>上手に他人を憎む方法
>>>どうしても、どうしても、元旦那を許せない時
>>>先に被害者をやめる勇気
>>>逃げていい
>>>別居するかどうか、悩んでいた2年前の私へ
>>>【シングルマザーの辛い気持ち】私はこれで、少しだけ救われた。
>>>離婚後の辛いメンタルから立ち直る方法
>>>【面会が楽になる考え方】すっぱりあきらめ、覚悟し、開き直る
>>>面会の憂鬱を乗り越える方法
>>>【別居・離婚】頭で考えても答えが出ない時は、身体の反応で判断する
>>>大いなる誤解
>>>嘘つきなんて大嫌い!
>>>私のことは、私が救う【シングルマザーのセルフメンタルケア】
>>>叩きのめしてスッキリしたい【シングルマザーの黒い感情を消化する】
>>>大切なものを失った時、私たちはどうしたらいい?
>>>怒りのコップの仕組み【怒りや批判が怖い人へ】
本記事では、そのやりきれない、辛い感情が少しずつ軽くなっていった「考え方」をシェアします!