シングルマザーのミーナ(@mina.tips)です。
離婚調停中はもちろん、離婚が成立してシングルマザーになってからも、こういった辛い気持ちに襲われることが何度も何度もあって、でも、誰にも言えなくて。
少し時間が経った今でもこういう気持ちから完全に抜け出せたわけではなく、面会で元夫に会うと胸が苦しくなったりします。
ただ、一番辛かった時期に比べると、ずいぶんマシになりました。
こういう辛い気持ちがブワッと湧いてきても、抜け出すのが早くなった感じです。
ここ2年、悩み苦しんで、ネット・本・スピリチュアル・テレビ・映画・ドラマなどなど、とにかく手段を問わず、「この辛い感情が救われる考え方はないだろうか」とずっと探し求めてきました。
そして、いくつか「これだ!」というものに出会い、ギュッと締め付けられた心を、フワっと真ん中に戻すメンタル術というか、考え方を身につけつつあります。(まだまだだけど・・・)
今日は、その一部をご紹介しようと思います。
目次
「人は多面的」「人はみんな弱い」という考え方

とにかく、元夫がやったことがどうしても理解できない、許せないという気持ちでいっぱいでした。
で、もう、そういった辛いを通り越して黒い気持ちに襲われてどうしようもなかった時に、たまたま見たのが、「白い巨塔」でした。
岡田くんが主役、夏帆さんが妻役、沢尻エリカさんが愛人役の5夜連続放送の最新版です。
野心が強くて、出世のためなら平気で人を蹴落として、自分のミスも認めず嘘をついて患者を苦しめて、堂々と愛人を作って、仕事でもプライベートでもやりたい放題の主人公の財前教授が、最終的には若くしてガンになって死を迎えるという、ざっくりそんなストーリーです。
でも、そんな財前教授も、実家のお母さんに電話しているときは、めちゃくちゃ優しい息子になるのです。
お母さんの前では、誰がどう見ても、本当に、母親思いで心優しい息子なのです。
そして母親も、そんな息子を誇りに思っていて、周りの人を傷つけまくっているなんてことを微塵も知らない。
財前という人物は、
- 母親に対しては、めちゃくちゃ良い息子
- 妻に対しては、浮気しても罪悪感を感じないヒドイ夫
- 愛人に対しては、俺の都合のいいときだけ行くというような傲慢な恋人
- 患者に対しては、自分のミスを認めず、裁判で嘘を突き通すありえない医者
- 上司や部下が同僚に対しては、自分の出世を邪魔する人には楯突いたり嘘を言ったりする無情な医者
だったりするわけです。
で、多くの人から憎まれたり恨まれたりするわけなだけど、最後に財前がガンになって余命がないと知ったときには、周りの登場人物全員が、治療に尽くしたり、励ましたり、彼の弱さを包み込むような対応をします。
この白い巨塔を見て、私の心に深くささったメッセージが以下2つです。
「人は多面的」
財前のように、元夫は一部の人間にとってはありえない人間だけど、でも子供たちや元夫の両親に対しては、良い父親であり、良い息子。
相手によって、誠実・不誠実を使い分けるのは、人間みな、そうなのかもしれないな、と。
だから、例えば、子供たちに対して、「あなた達には優しいパパかもしれないけど、ママにはこんなにヒドイことをしたの。だから、一緒に嫌いになりましょう」というのはなんだかすごく違う気がして・・・。
いやもちろん、いろいろありえないことされて、嫌な面も見すぎたので、本音では一切の縁を切りたいし、子供にだって会わせたくない気持ちはありますよ。これはもう、ホントにそう。
ただでも、あの財前を心の底から愛して信じている母親に対して、「あいつは他人に対してはこんなにヒドイことをしていてね・・・」なんて言ったところで、母親が財前を愛する気持ちはおそらく変わらないだろうし。
そんなことしても、ただ優しい母親の気持ちを傷つけるだけであって、誰にも何にも良いことないんじゃないかって、思ったんですよね。
それぞれの人物が、自分が見たい相手の一面だけを見ていれば、いいんじゃないかって。
「人は弱い」
財前は、社会的な立場も高くて、医者としての技術もあって、お金も稼いでいて、でも、医療ミスを嘘をついて隠そうとするとか、結局、自分の欲や利益を守りたいという考えが強すぎて、ひたすら自分を守るために周りに吠え続けないといけない状況に陥っていて。
客観的に他人事として見ると、「この人まじで弱いなあ」って思いました。
強そうに見える人も、実は弱い。
目の前にいる相手も、実は苦しんでいるのかもしれないなあと思えた時、やっと憎しみや恨みを手放せて、私自身がものすごく楽になりました。
私はTVerで無料配信されている期間に見れたのですが、いまはもう、TVerには無くなっています。
2019年版の岡田くんの白い巨塔が見れるのは、テレ朝公式サイトから買うか、U-Nextから330Pで買うしかないようです(><)。
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不条理なことをして平気な人は、わりといるという事実

離婚調停の間も、離婚後も、「なんでこんな不条理なことができるの?」と納得できない気持ちでいっぱいで、いつもそのことが頭から離れず、しばらくはずっと心がしんどかったです。
でも、まあ世の中見渡したら、わりと不条理なことを平気でする人って、意外とたくさんいるんですよね。
その悩み、哲学者がすでに答えを出していますという本を読んで、時をさかのぼれば、家族問題についての悩みは、もう何千年も前からず~~~~っと人生の苦しみのテーマなんだということがすごくよくわかりました。
時を越えて、国を越えて、皆が似たような、どうしようもない家族問題で悩み続けているという現実・・・。
「哲学者とかの時代から同じテーマでこんなに多くの人たちが悩み苦しんでいるんだったら、自分が苦しむのも仕方がないことなのかな」
「だったらしゃーないよね。もはや。」と、ストンと腑に落ちた、というか、すごいキレイにあきらめがつきました(苦笑)
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あと、インスタでご自身と、数多くのサレ妻ストーリーを紹介しているむーみーさんのpostとブログにもけっこう救われました。
なんか、紹介されている話がみんなエゲツないというか、不条理すぎて言葉が出ないというか・・・。
「アリエナイ体験している人がこんなにもいたのか?!」と、なんだか世の中の不条理な事実はけっこうあるもんなんだな、とあきらめがつきました。
まとめ:シングルマザーの辛い気持ちは、本とかドラマとか、同じような体験をした方のストーリーを読むと、ちょっぴり救われる
今まさに、離婚調停とか、協議などの渦中にいる方は、あんまり自分と似すぎているストーリーを見ると、かえって辛い気持ちになるかもしれないので、そのあたりはご自身の状態と相談しながらどうか慎重に(><)
でも、少し状況が落ち着いて、辛い気持ちがまだまだふっと湧いて出てきてフラッシュバックが辛いという方は、こういった、自分とは別の人たちのストーリーを知ることで、少しだけ救われる考え方を得られることもあるかと思います。
悔しいけど、悲しいけど、不条理は、ある。
現実として、その状況がある以上は、それはもう、受け入れるしかないと痛感しました。
でも、同時に、「そんな状況の中でも、自分にできることがある」ということも知りました。
ショッキングな出来事を体験して、受けた傷は大きかった。
でも、その傷を癒やす方法を必死で探し回った結果、傷を受けないマインドや、受けた傷を早く癒やす考え方を身につけつつあります。
「いいことと悪いことって、交代でくるよね~」
と、もも子(7歳)が言っていました。
時々、名言か?!という発言をしてきます(笑)
落ちるとこまで落ちたら、次はいいことが起こる番のはずです!
少しでも、苦しい気持ちがやわらぐ方法を見つけられますように。
【白い巨塔2019年版(全5話のドラマ)】
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どうしてこんな目にあわなきゃならないの?
こんなの不条理すぎる。ひどすぎる。
稼ぐ力のない自分の無力さが情けない。