成功者の家族は、思っているより、複雑な思いを抱えている。
家族の中で、あの人だけ。
仕事がうまくいっていて、お金がまわっていて、自由を謳歌している(ように見える)。
そんな人が、常に自分のとなりにいる。
比較せずにはいられないし、どうしたって追いつけなさそうだし。
自分はダメ人間だという考えに襲われてしまう。
目次
成功者の妻はどうだろう?
たとえば、成功者の妻はどうだろう?
ほぼワンオペの妻と、ほぼノータッチの夫の組み合わせの場合。
「あなたの自由は私の犠牲の上に、成り立っているのに」
妻は、そんな言葉を吐きたくなる。
愛しているはずの人なのに、その活躍を応援できなくなる。
そして、そんな自分を責めはじめる。
成功者の夫はどうだろう?
たとえば、成功者の夫はどうだろう?
か弱い存在を、守ってあげたいと思って結婚したはずの妻が、見事なまでに仕事と子育てを両立。
いつの間にか、自分よりも稼ぐようになってしまった。
「オレ、いる・・・?」
って思ってしまう。
自分を尊敬してくれて、守らせてくれるような、別の女のひとに惹かれるようになってしまう。
成功者の子供はどうだろう?
たとえば、成功者の子供はどうだろう?
父は仕事が忙しく、たまにしか帰ってこない。
母はいつも、わたしの前では笑っていたけど、精神的には不安定だった。
父が外に女のひとを作っていることは、子供心に薄々気づいていた。
家族そろって、みんなが笑って、食卓を囲んでる。
そんな家庭に憧れていた。
大人になってからは、そんな家庭から抜け出して、独立しようとがんばった。
だけど、私がどんなにがんばったって、コネとか、親の七光りとか。
親の名前から、どうしても、逃れられない。
成功者の親はどうだろう?
たとえば、成功者の親はどうだろう?
我が子の収入は、自分の収入を遥かに超えてしまった。
すごいなあ、と思う。
あの子は今、私が逆立ちしたって叶えられなかった夢を叶えたんだ。
ご飯を食べさせてあげる立場から、おごられる立場になって、
買ってあげる立場から、買ってもらう立場になって。
子供の成功は、喜ばしいことのハズなのに。
心の底からの「おめでとう」を言えない自分に気づいてしまう。
親失格だと、自分を責める。
成功者の兄や姉はどうだろう?
たとえば、成功者の親はどうだろう?
家族の成功は嬉しい反面、どうしたって嫉妬が頭をかすめる。
成功話を聞くのがキツくなったり、ちょっと距離を置きたくなったり。
親戚の集まりに顔を出すのも、もう、しんどい。
自分はこれで幸せなんだって、思おうとがんばるんだけど・・・。
どっかで何かがひっかかっているんだ。
成功者の家族の苦悩を超えて、家族みんなで幸せになるには?
成功とはなにか。
幸せとはなにか。
それぞれの視点。
それぞれの苦悩。
成功の向こう側にあるもの。
となりにいる大切なひとたち。
自分も、大切なひとたちも、
一緒に変化して、
一緒に成熟して、
一緒に答えを見つける努力を。
これを続けることでしか、「ほんとうの」幸せは、感じることができない。
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