自分を守るためなら、
手段を選ばないひとがいる。
明らかに法的に、倫理的に、世間的にアウトな事をしていたとしても、全力で自分を正当化して、
「これはグレーゾーンだ」
「自分には責められるべきところは何一つない」
と堂々と主張してくるひとが、
この世界には、存在している。
嘘をつく。
権力を使う。
お金の力で黙らせる。
かれらは自分の持てる全エネルギーを駆使して、
周りの人間がどんなに怒ろうが悲しもうが関係なく、
ときに計算高く、ときに本能的に。
とにかく全身全霊をかけて自分を守る。
その姿は、おもちゃ売り場の前でひっくり返って、親が根負けするまで延々とダダをこねる子供にも似ている。
私はこういう人種が、大嫌いだ。
本当に大嫌い。
心の底から軽蔑している。
1mmたりとも理解などできない。
でも、
どうしてこういう「自分のことしか考えない」人種のことが引っかかるんだろう?
どうしてここまで嫌だと思うんだろう?
って、心の奥底まで深く深く掘り下げたときに、ポロっと出てきた。
「私だって、
自分の事を一番大事にしてみたい」
「私だって、
いつでも自分が一番正しいと思っていたい」
身近なひととケンカしたとき、
お客さんからクレームが来たとき、
会社で上司に怒られたとき、
子供たちがなんだかイライラしてるとき、
私はいつだって、自分のことを責めてきた。
アレが悪かったのか、
コレが悪かったのか、
もう少しうまくできたはずだ、
思いやりが足りなかったのかもしれない。
私のどこかに悪いところがあるから、
相手が怒ったり泣いたりするんだな、と。
誰より私を責め立てていたのは、
他でもない、自分自身だった。
ああ、私は、
「誰がなんと言おうと自分は正しい」
「自分を傷つけようとするひとは容赦なく叩きのめす」
ってくらい、
思いっきり自分だけのためになれたら、
どんなにスッキリするだろうか、
と深いところで望んでいたんだなあと。
でも、じゃあ
「自分のことしか考えないひと」になりたいか?って自分に聞いてみたときに、
・・・
いまの自分のままでいいな。
このままがいいな。
と、思った。
これからも、
自分のことしか考えないひとのことは、
大嫌いなままでいいし、
ついつい自分を責めてしまう、
弱い私のままでいいじゃないかと思った。
ただもう少しだけ、
どんな自分も優しく見守る意識を持ってみようと。
気持ちがずいぶん、
軽くなった。
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